診療科目 耳鼻咽喉科
・喉頭の粘膜がアレルギーにより、慢性的に刺激され、頑固な咳、のどの違和感が続く病気です。
疾患原因
・もともとアレルギーの素因(体質)を持つ患者さんが、感冒などにより、細菌やウイルスが粘膜に感染し、粘膜表面が傷ついて、そこにアレルギー性の反応が起こり、粘膜の浮腫、分泌増加、過敏性増加が持続して発症します。
症状解説
・のどの違和感、ひりひり感、痰が絡むような頑固な咳が続きます。
・通常、呼吸困難や喘鳴は生じません。
・血液検査でIgE値や好酸球が上昇していることが多いです。
・喉頭の粘膜は蒼白状、またはびらん状を呈し、時には浮腫状や肉芽性変化をみることがあります。
治療法と注意点
・慢性の気道アレルギー性疾患として加療します。
・抗アレルギー剤の内服、ステロイド剤の吸入などを行います。
・その他はマクロライド剤や去痰剤を併用することもあります。
・漢方薬の麦門冬湯が有効なこともあります。
関連疾患(細目)
咳喘息
アトピー咳嗽
アレルギー性気管支炎
感冒後咳嗽症候群