診療科目 耳鼻咽喉科
手術分類:外来
外耳道に局所麻酔液を入れて、イオントフォレーゼという通電装置を用いて約10分通電し、麻酔液が鼓膜表面と外耳道に浸透させ、痛みを取ります。
麻酔の間に少し耳の周囲がピリピリすることがあります。
麻酔が効きすぎると内耳麻酔を起こし、めまいが生じることがあります。
手術用顕微鏡下に鼓膜と外耳道を消毒します。
その後、OtoLAMというコンピュータ制御のレーザー切開装置で鼓膜に小さな穴をあけて、中耳腔の貯留液を耳用の細い吸引管で吸引して排出します。
お子様では暴れることが多いので保護者の方にしっかり抱いていただきます。
切開自体は数秒で終わります。
切開、排膿の後は、再び耳に薬を入れて洗います。
切開後はしばらく耳ダレがでるので、耳の周囲を清潔に保ちましょう。
入浴して洗髪する場合は耳に水が入らないようにしましょう。
水泳は許可が出るまで禁止です。
術後は5日以内に再診していただきます。
手術前の検査
聴力検査
チンパノメトリー
中耳内視鏡検査
補足注意事項
鼓膜穿孔がある場合はイオントフォレーゼ麻酔はできません。
費用・その他
830点(2022年4月1日以降)
3割負担で2,960円
麻酔10分
切開:1分
術後点耳:5分